本記事では、ハワイでの免税手続きの方法や注意点、免税範囲などを詳しく解説します。旅行前に知っておきたいポイントを押さえ、ハワイでのショッピングを最大限に楽しみましょう。
- ハワイで免税手続きを行える場所や条件
- DFSでの免税購入の仕組みと注意点
- 日本帰国時の税関手続きと免税範囲
- 効率的な免税ショッピングのコツ
ハワイ免税手続きの基本を解説

出典:https://www.dfs.com/jp/hawaii
- 免税はどこでできますか?
- アラモアナショッピングセンターは?
- 手続きはどうやってするのか
- 免税範囲と注意点
- レシートの活用法
免税はどこでできますか?
ハワイで免税価格で買い物ができる場所は、主にDFS(Duty-Free Shops)です。DFSでは、免税価格がすでに適用された商品を購入できるため、追加の手続きは不要です。購入時にパスポートや帰国便の航空券を提示するだけで利用可能です。DFSは、ホノルル国際空港やワイキキ地区に店舗があり、高級ブランド品からお土産品まで幅広い商品が揃っています。
一方で、ハワイではDFS以外の店舗やモールでの買い物は基本的に免税の対象外となります。つまり、一般的なショッピングモールやブランド店では、通常の消費税が適用されます。これらの場所で購入した場合、後から免税手続きを行うことはできないため注意が必要です。
空港内の一部店舗でも免税商品を取り扱っている場合がありますが、それ以外のショッピングスポットでは免税は期待できません。正確な情報を把握して、DFSを中心に効率よく買い物を楽しみましょう。
- DFS ダニエルKイノウエ国際空港
- 住所 Daniel K. Inouye International Airport, 300 Rodgers Boulevard, Honolulu, Hawaii 96819
- 営業時間 5:00~22:30
- DFS ワイキキ店
- 住所 330 Royal Hawaiian Ave, Honolulu, HI 96815
- 営業時間 12:00~22:00
- DFS カフルイ空港店
- 住所 Kahului Airport, 1 Kahului Airport Road, Terminal Box 14, Kahului, Hawaii 96732-2395
- 営業時間 7:00~22:00
アラモアナショッピングセンターは?

出典:https://www.alamoanacenter.com/ja/
ハワイのアラモアナ・センターは、多くの観光客に人気のショッピングモールですが、基本的に免税対応ではありません。アラモアナで購入した商品には通常のハワイ州消費税が課されます。そのため、免税価格を求める場合はDFSを利用するのが適切です。
ただし、アラモアナ・センターでは多様なブランドやショップが一箇所に集まっており、品揃えの面で大きな魅力があります。特に、セール時期などを活用すれば、免税対象でなくてもお得に購入できる場合があります。また、アラモアナ内には日本語対応が可能なスタッフがいる店舗も多いため、海外ショッピングに不安がある方でも安心して買い物を楽しめます。
注意点として、アラモアナ・センター内での買い物は免税ではないため、事前に予算を考慮しておくことが重要です。もし免税での購入を希望する場合は、同日にDFSを訪れるなど計画を立てて行動すると良いでしょう。
これらを踏まえ、アラモアナ・センターは免税目的ではなく、豊富なショッピング体験を楽しむ場所として訪れるのがおすすめです。
手続きはどうやってするのか
免税手続きの流れは、購入時と帰国時の2段階に分かれています。以下に具体的な手順を説明します。
基本的にハワイでは免税店(DFS)での買い物のみが免税対象で、支払い時に最初から免税価格で購入できるケースがほとんどです。海外では一旦購入し、空港で税金が返金されるケースもあります。今回は空港で返金される場合の手続きです。
1. 購入時に注意すること
免税対象となる店舗で買い物をする際、まずパスポートを提示してください。これにより、購入した商品が免税対象であることを証明できます。レジで免税用のレシートや書類を受け取り、帰国時に利用するため保管しておきましょう。
2. 空港での手続き
帰国する際、空港に設置された免税カウンターに立ち寄ります。ここでは、購入した商品、パスポート、免税用の書類を提示します。カウンターで内容が確認され、必要であればスタンプが押されます。その後、手続き完了の証明書を受け取る場合があります。
3. 手続きの注意点
・免税手続きを受けるためには、未使用の状態で商品を持参することが求められる場合があります。
・手続きは出発前に完了する必要があるため、時間に余裕を持って空港へ向かいましょう。
・空港の免税カウンターは混雑することが多いため、早めに行動することをおすすめします。
これらをスムーズに行うことで、免税を最大限に活用できます。
免税範囲と注意点
ハワイでの免税範囲は、購入金額や商品カテゴリーによって異なります。一般的に、個人使用を目的とした商品が免税の対象となりますが、注意しなければならない規制がいくつか存在します。
まず、日本への持ち込み時に適用される免税範囲は約20万円相当までです。この金額を超える商品や高額品については、日本の税関で関税や消費税を支払う必要があります。
さらに、複数の小物を購入した場合も、合算して計算されるため、合計金額に注意が必要です。特にブランド品やジュエリーなどの高額商品を購入する場合には、事前に日本の税関規則を確認すると安心です。
また、アルコールやタバコ製品にはより厳しい規制が適用されており、それぞれの持ち込み可能量が制限されています。こうした規制を理解しておかないと、思わぬトラブルや追加費用が発生する可能性があるため、事前の準備が重要です。
項目 | 制限量 |
酒類 | 1本760ml程度のもので3本まで |
タバコ | 紙巻タバコ1カートン(200本)まで |
香水 | 2オンスまで |
その他 | 20万円まで(各物品の海外市価の合計額) |
レシートの活用法
免税手続きをスムーズに進めるために、購入時に発行される免税用レシートは必ず保管しておきましょう。このレシートには、購入した商品の詳細や購入日時、金額などが記載されており、免税申請時の重要な証拠となります。
特に空港や免税カウンターで手続きを行う際には、このレシートを提示することが求められます。また、日本帰国後に商品が免税範囲内であることを証明するためにも必要です。
場合によってはレシートが無いと手続きが完了せず、課税対象となることがあります。さらに、購入時に発行されるレシートが複数枚に分かれる場合もありますので、全てを一緒に保管しておくことが大切です。
安全のため、旅行中はレシートを専用のポーチや封筒にまとめて入れ、万が一紛失した際に備えてスマートフォンで写真を撮影しておくことをおすすめします。こうした小さな準備が、帰国時の手続きをよりスムーズにするポイントです。
ハワイ免税手続きの場所とコツ

出典:https://www.dfs.com/jp/hawaii
- DFSで買うと税金はどうなるの?
- 日本へ持ち込む際の手続き
- どれくらい安い?
- ティファニーでの買い物
DFSで買うと税金はどうなるの?
ハワイのDFS(Duty-Free Shops)では、通常の店舗とは異なり、多くの商品が免税価格で販売されています。これは、現地の消費税が免除された価格設定となっているため、通常のショッピングよりもお得に購入できるのが特徴です。
ただし、DFSを利用するためには条件があり、出国者であることが必要です。具体的には、誰でも買い物ができるものの、商品が免税になるのは国外からお越しで、出国用の搭乗券をお持ちのお客様のみです。そのため買い物の前に、パスポートと有効な渡航書類をインフォメーションデスクにご提示し免税ショッピングカードを受け取る必要があります。
さらに、DFSで購入した商品はその場で持ち帰ることができないものも多く、搭乗ゲート付近での受け取りとなる場合がほとんどです。このため、商品をその場で使用する予定がある場合や、購入した品をすぐに荷物に加えたい場合には不便に感じることもあるでしょう。
注意点として、DFSで購入した商品が日本の免税範囲を超えた場合は、帰国時に課税される可能性があります。特に、ブランドバッグや高級時計など高額品を複数購入する場合は、合計金額をしっかり確認しておくことが重要です。
DFSを賢く利用するには、免税範囲や購入条件を十分に理解した上で計画的に買い物を進めることがポイントです。また、ホノルルのDFSは免税エリアと非免税エリアがあるため気をつけましょう。円安の影響もあり日本の空港でホノルル出発前に購入するほうが安い場合もあります。
日本へ持ち込む際の手続き
ハワイで購入した商品を日本へ持ち込む際には、税関での手続きが必要です。まず、日本に到着したら、「携帯品・別送品申告書」を記入します。この書類は機内で配布されるため、事前に購入品の内容や価格を整理しておきましょう。もしくは、「Visit Japan Web」を利用することで電子申請も可能です。
免税範囲は20万円相当までとなっており、この金額を超える商品については課税される可能性があります。なお、課税額は商品のカテゴリーや価格によって異なるため、税関職員の指示に従い適切に対応してください。
持ち込む際に注意が必要な品目として、アルコールやタバコ、高額なブランド品が挙げられます。これらの品目は免税範囲内でも持ち込み可能量が決まっているため、超過しないように事前に確認しておくことが大切です。
また、商品を複数購入している場合、それぞれの品目が合算して計算されるため、全体の合計金額に注意を払いましょう。税関での手続きをスムーズに進めるためには、購入時のレシートを揃え、分かりやすくまとめておくと安心です。こうした準備をしっかり行うことで、帰国時のトラブルを回避できます。
どれくらい安い?
ハワイの免税店では、通常の小売店に比べて商品価格が10~20%ほど安くなることが一般的です。これは、州税や関税が免除されるためで、特に高級ブランド品や香水、コスメ、アルコール類などでは大幅な割引を受けることができます。例えば、ハイブランドのバッグやジュエリーの場合、税金がかからない分、数万円単位で価格が下がることもあります。
ただし、すべての商品が免税対象となるわけではありません。対象品目は店によって異なるため、購入する前に確認することが大切です。また、価格差を実感しやすい商品は、もともとの税率が高い商品や輸入品です。逆に、日用品やローカルブランドの商品については、価格差が小さいこともあるため、免税店以外で購入するほうが安い場合もあります。
さらに、免税店での価格が必ずしも他国の免税店やオンラインストアより安いとは限らない点にも注意が必要です。円安の影響もああるため、旅行前に購入したい商品の相場を調べておくと、よりお得な買い物ができるでしょう。免税店を賢く活用することで、旅行の楽しみをさらに増やすことができます。
ティファニーでの買い物

出典:https://www.tiffany.co.jp/
ハワイのティファニーでの買い物は、日本で購入するよりも価格が抑えられることが魅力の一つです。ホノルルにはティファニーが免税される店舗はありませんが、現地ブランドのため価格が安く設定されています。
ただし、現在は円安の影響で日本と価格がほとんど変わらない、日本のほうが安いこともあるようです。事前に気になる商品の値段を調べておいて比較してみるといいでしょう。
日本語対応のスタッフがいることも多いため、コミュニケーションに困ることは少ないでしょう。
ハワイ免税手続きの基本とポイント
この記事のポイントをまとめました。
DFSについて
- ハワイで免税価格で買い物できるのは主にDFS(Duty-Free Shops)
- DFSではパスポートと帰国便の航空券を提示するだけで利用可能
- DFS以外の店舗やモールは基本的に免税の対象外
- 空港内の一部店舗では免税商品を取り扱っている場合がある
- DFSでの買い物はその場で持ち帰れない場合が多い
アラモアナショッピングセンターについて
- アラモアナショッピングセンターは免税対応ではない
- アラモアナでは通常のハワイ州消費税が課される
- アラモアナでは多様なブランドやショップが集まり品揃えが豊富
免税範囲について
- 日本への持ち込み時の免税範囲は約20万円相当まで
- アルコールは1本760ml程度で3本まで持ち込み可能
- 紙巻タバコは1カートン(200本)まで持ち込み可能
- 香水は2オンスまで免税範囲内で持ち込み可能
免税手続きについて
- 免税手続きでは購入時のレシートを保管することが重要
- 日本帰国時に「携帯品・別送品申告書」を記入する必要がある
- 高額商品の場合は日本の税関規則を事前に確認すべき